精神科に勤めます! デイナイトケアの概要と看護師の役割

デイナイトケアの概要と看護師の役割

精神科では、服薬や入院などで患者の状態が安定すると、社会復帰を図るための取り組みが必要となります。そこで幅広い取り組みを行っているのが、デイナイトケアです。たとえば、生活リズムを取り戻す訓練が挙げられるでしょう。精神疾患を発症すると生活リズムが乱れ、昼夜逆転の生活をしたり、寝る時間も起きる時間もまちまちになったりします。社会復帰して仕事や学校に行けるように、精神科のデイナイトケアに通うことで発症前の生活リズムに修正していきます。さらに、人とのつながりを意識し、コミュニケーションが円滑に取れるようなトレーニングも一つです。たとえば、患者同士が力を合わせて達成するような課題や、さまざまなイベントが行われます。こちらのサイト=患者を支えるデイナイトケア=でも、デイナイトケアが詳細に綴られていたのでここで紹介しておきます。

それでは、精神科のデイナイトケアでの看護師の役割や求められる資質にはどのようなものがあるのでしょうか。患者にとって一番コミュニケーションを図る相手は看護師であることが多く、頼りになる相談相手です。そのため、精神疾患が体に発症する疾患以上に症状に幅があることを理解しましょう。それぞれの患者の状況をつぶさに観察し、必要なアプローチが取れるようにします。また、医師や看護師だけでなく、ほかの患者の協力を得ながら良い方向に持っていくスキルも必要です。加えて、精神疾患は治療が長期にわたることも多いため、家族の負担が増す傾向にあります。患者とともに家族との距離を縮め、それぞれの気持ちに寄り添った対応が必要となるので、細やかな気遣いや精神的なタフさも求められます。