精神科に勤めます! 精神科の特徴と看護師に求められること

精神科の特徴と看護師に求められること

医療機関には複数の診療科が存在しますが、精神科で働く看護師も珍しくありません。内科や外科などと異なり、精神疾患を治療する精神科は特殊な症状の患者が多いため、働き方も異なるのが特徴です。精神疾患の患者は上手くコミュニケーションが取れず、信頼関係を築くのが難しい面もあります。普通に会話ができない患者もいるため、どのように接するか考えなければいけません。時間はかかりますがしっかりとケアをしていけば、少しずつ信頼関係を築けるようになるでしょう。コミュニケーションを取るのに根気がいる仕事なので、実際に働く場合はそのような点を理解しておくべきと言えます。また、精神疾患の治療では薬がよく使われるため、患者が飲む薬の特徴などを知っておく必要があります。

精神科は入院患者がいない医療機関なら、早めに帰れるのでライフワークを大切にした働き方が可能です。重症者が多く、入院に対応している医療機関だと、急な症状の悪化に対処しなければいけません。精神疾患が悪化すると急に暴れたり、問題を起こしたりする患者もいます。そのようなトラブルが起きたときにどうするか、事前にマニュアルなどを読んで対策を知っておくことが大切です。精神疾患では自殺願望が強い患者もいて、看護師を騙して問題を起こす人も少なくありません。たとえば、もらった薬をその場では飲まず、ある程度貯めてまとめて飲んで自殺しようとするのです。そのため、精神科で働く場合は患者の行動を常にチェックし、異常がないか確認しなければいけません。